2023年7月21日 中日新聞東濃版に企画広告「教えて！ドクターQ&A」を掲載いたしました。ハナノキ内科クリニックの古橋直樹先生にご回答いただきました。
※この記事に関するお問い合わせは、株式会社宣通 営業2部（052-979-1602）までご連絡ください。
次の内容で掲載されました。
Q.高血圧患者にサウナは大丈夫ですか？
A.サウナに入ると身体が温まり、全身の血管が広がります。汗と共に疲労物質や老廃物が排出されて、肩こりや腰痛等の改善に効果的で、ニキビや肌荒れにも効果があり、肌が健康な状態になるといわれています。冷水との交代浴で、自律神経の改善も期待出来ます。しかし薬を服用して血圧を下げている方が、いきなり血管を広げて血圧を下げると、脳や心臓の組織に十分な血液を送れない状態（虚血）を起こし、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。多量の発汗による脱水で血液のドロドロ度も高まります。冷水浴による、いわゆるヒートショックの危険もあります。鹿児島大学の宮田昌明先生は「通常の入浴がジョギングならサウナはマラソンです。」と話されています。体力のある人にはメリットが大きいのですが、病気のある方や体力のない人にはデメリットの方が大きいのです。高血圧の患者さんは、サウナの前後に十分に水分を補給して適切な時間を守り、水風呂に飛び込むのも避けて下さい。サウナが可能かどうかも主治医と相談して下さい。
